子どものチックで悩んでいます【第8話】

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ネガティブを認めるってどういう…?

ずっとネガティブになっちゃだめだ!という考え方の中で生きてきた私。

自分自身も落ち込みやすくて、すぐに悪い方へと考えてしまうタイプなのでそんな自分を幾度となく鼓舞して頑張れ、頑張ろうですごしてきました。

でも、先生からはネガティブに考えることも「大事」と。

もう無理!という人に「もう十分頑張った」とか「ちょっと休もう」っていうのは話のすり替えであって、結果的に「もう無理」を否定していることに受け止められる場合も。

「もう無理!」と言ったら「その考えも大事!」と認めてしまおう、という提案でした。

私自身になかった考え方なので、目からウロコ。

ちゃんと落ち込むことができるようになることは、自分と向き合うことに繋がる。

これからも忘れずにいたいと思います。

例えチックが悪化しても

ピアノコンクール、結果的に言えばコンクール前はものすごくチックが悪化しました。

首を回し過ぎてピアノが弾けない!というときもありました。

それでも「ピアノの練習を頑張る」ことの中で、力の抜き方、(練習してもなかなか上達しない等の)自分を認める練習になるのならやる価値はあるのでは?というのが先生の意見でした。

私としては複雑な気持ちで聞いていたわけですが、あの時間が通り過ぎてしまった今なら先生の言ってることが分かる気がします。

頑張ろう!と頑張れなかった…を何度も行き来して、「まあこれくらい」を知るのだと。

何事も全力で取り組んで100%やり切った!と言えることだけが大切なのではなく、ほどほどを知ることこそが人生を楽にする知恵でもあるかなと受け止めてます。

こうして残したパワーを好きなことに使えたらそれが一番幸せかもしれないと。

長くなりましたが、頑張ることこそ正義!ってつい思いがちな私にとって思いがけない一言で、この頃から息子への関りがわりと変わってきたなと思います。

第9話に続きます。

インスタで先読みできます→子どものチックで悩んでいます【第9話】
※Instagramでは不定期ですが、息子とチックのことをマンガにしています。(現在19話)

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